「じゃあ……。 このあと、どっかで、ごはんでも食べよっか」 小嶋センパイは、足を駅の方向に向けた。 「えっ? ごはんですか……? ごめんなさい。 妃莉、まだ食べられないかもです。 だから……帰ります」 センパイのあとをちょこちょこついて、そう言った。 「あー、そっか。 今、ケーキを食べたばっかりだもんね」 斜め後ろを歩く妃莉をチラッと見るセンパイ。