お前、可愛すぎて困るんだよ!

きっと、イヤな顔をしてる自分も……。



碧くんには、見せたくなかった。



「センパイ……。
妃莉、もう……帰りたい……」



センパイの顔を見ることなく、コトッとフォークをお皿に置いて、妃莉は言った。



「あれ?
なに? なに?
さみしくなっちゃった?
妃莉ちゃん。
碧が、人気者すぎて」



「……っ」



「あれだけカッコよければ、そりゃモテるよね。
今日とかも、昼に呼びだされてたし、3年のセンパイに」