「碧くん、碧くん。
ごめんね~。
ありがとう~!!」



すりすりすり……。



頬をこすりつける勢いで、甘えている。



そんな翠くんの様子に……。



「どうした? 翠。
珍しい……」



目を丸くして驚く碧くん。



「セットした……自慢の髪が崩れるぞ?」



そう言っても、離れない。