「早く離れろ!
つか、なんで。
妃莉が、朝から、俺のベッドの中にいるんだよ!」



声が、ほぼ絶叫になっている。



「碧くん。
そんな大声出したら、迷惑だよ?
き・ん・じょ・め・い・わ・く」



しかめっ面をしながら、碧くんを見あげる。



「くっ……」



イラっとした顔をして、碧くんは強引に妃莉の体を引き離した。



「だったら、早く離せっつーの」



「……ひゃっ」


ベッドの中に、ポイッと捨てられた。