お前、可愛すぎて困るんだよ!

ツーン!と妃莉から顔をそらす小嶋センパイ。



「怒らないでっ……」



妃莉は、少しだけセンパイの腕に触れた。



「センパイを傷つけちゃったのは、申し訳ないと思ってます。
でも……」



「…………」



「妃莉。
下の名前呼びする男の子は……。
碧くんだけって決めてるんです」



また“碧”って言った!



って小嶋センパイに怒られるのを覚悟で、碧くんの名前を口にした。