「俺も一緒に探してあげるよ」



と言って、探してくれた。



でも、どこにも見当たらない。



どうしよ……。



これじゃあ、妃莉、帰れない……。



「うぅっ……」



かすかなうなり声とともに、眉を下げた。



その瞬間……。



「妖精さんのお探し物は、コレですか?」