お前、可愛すぎて困るんだよ!

妃莉を見ることなく、冷たい瞳を片倉くんに落とし……。



碧くんは、ひとりで学校に向かって歩き出した。



「……っ。
碧……くん?」



妃莉の呼びかけにも、振り返ってくれない。



「……っ」



こんなこと……。



今まで、一回もなかったのに。



碧くん。



急にどうしたの?