「そうそう、それも、教室で。
しかも、朝から、みんなの前で堂々と!
って、尊敬するし!!」



教室のあちこちから、いろんな声が聞こえてくる。



「で?
妃莉、どうすんの?」



葵ちゃんが、聞いてきた。



「え……。
でも、妃莉……。
碧くんのことが好きだし……」



「でも、それ。
ただ、なついてるだけって可能性ない?」



妃莉の言葉に、片倉くんが言葉をかぶせた。