お前、可愛すぎて困るんだよ!

「妃莉、大丈夫か?」



高いところにある吊革につかまった碧くんが、小さな声で妃莉に聞いた。



「うん、大丈夫」



キュッと握るようにして碧くんの制服につかまりながら、小さく答える。



えへへへへ……。



うれしいな。



こんなにも……碧くんの近くにいられる!



ふわっと香る碧くんの匂いに癒されながら、チラッと碧くんの顔を仰ぎ見る。



ほんと、碧くんって、顔が小さいなぁ。