お前、可愛すぎて困るんだよ!

妃莉の考えとはまったく違う碧くんの言葉と態度に、すごく戸惑う。



「妃莉、よく聞け」



細くて長い指で妃莉のネクタイを結びながら、碧くんは声を少し低くした。



「ネクタイでも、他のことでも。
まずは、女の子に頼め」



「……う、うん」



「それが無理なときは、俺を頼れ」



「……え?
いーの?」



うれしくなって、ちょっと振り向いた。



「ん」