お前、可愛すぎて困るんだよ!

あのとき、さっさと教室に帰っていれば、こんなことにはならなかったのに。



それをいえば……。



碧くんに会いたいなんて考えずに、最初から葵ちゃんにネクタイを結んでもらえばよかったんだ。



考えてみれば……。



一緒の学校なのに、妃莉を置いて先に行っちゃうような碧くんだよ。



そんなに怒ってるのに……。



ネクタイなんて、結んでくれるわけがない。



『あれだけ教えてもできねーんだろ?
だったら、もう一生、ネクタイすんな!』



……とか、言われちゃうのかなぁ、妃莉。