「信じらんねーな、おまえっ」 人がいない中庭まで来ると、碧くんは、投げ捨てるように妃莉の腕を離した。 目が三角になるくらい怒っている。 「……え? なにぃ? 碧くん……」 碧くんの態度が怖くて、後ずさりする。 でも碧くんは、妃莉の肩を抱いて、ストンとベンチに座らせた。 「……っ」 に、逃げれない……。 だって、碧くんも、妃莉の右隣にドスッと座ったんだもん。