お前、可愛すぎて困るんだよ!

これからは、毎朝こうやって、おはようのキスもしてもらえるし~。



パパの海外転勤のおかげだな。



パパママ、ありがと~♪



と心の中でお礼を言って、リビングに向かって、階段を下りた。



「おはようございます」



「あー、妃莉ちゃん。
おはよ~。
今日も可愛いわね~」



起きたばっかりで、まだなんにもしていないのに、おばさんが笑顔でほめてくれた。



「うん、うん。
女の子がいると、家の中が華やかになっていいな~」



おじさんも、新聞を読んでいた手をとめて、あいさつをしてくれた。