お前、可愛すぎて困るんだよ!

「はっ?
えっ。
なにっ。
ひまっ……。
妃莉っ!?」



と、びっくりしたような大声を出した。



そして、妃莉がなにか言うよりも早く、妃莉の体をバッと離した。



「バカ、おまえ、こーゆーの。
ダメだって、昨日言っただろ!?」



寝起きの碧くんの声がかすれている。



「……そうだっけ?」



吹けない口笛を吹く真似をして、妃莉は碧くんから視線をそらした。



「『そうだっけ?』
じゃなくて。
もぉ――!」