唇を離すと、真っ赤な顔の綾瀬と至近距離で視線がぶつかり、



どちらからともなく視線を逸らす。



「鴻上くん…「未来でしょ?」


……///。未来…。ありがとう。


私のワガママ聞いてくれて…。

本当に彼氏とキスしてるみたいでドキドキしちゃった。」



真っ赤なままの顔で、そう話す。




そりゃ俺は愛情こもってるもん!



さっきの…



『私も未来が好き。』




って言葉が、一瞬演技なのか、現実なのかが分からなくなって、唇を重ねてる間、本当に幸せだったんだ。