あぁ…やっぱり俺、めちゃくちゃ梨花のこと好きになってるんだ。
彼女の言葉が嬉しくて、彼女が愛しくて、抱き合ってるのに、もっと近づきたくて…。
ねぇ。…と少し腕を緩める。
梨花の顔を覗き込む。
彼女の薄茶色の瞳に、自分の姿が映りこんでいる。
「綾瀬梨花さん。
ずっと大切にするから、俺と付き合ってくれませんか?
今度は本当の恋人同士になってください。」
ニコッと笑って言うと、
「返事なんて決まってる。
私を未来の本当の彼女にしてくだ……」
梨花の言葉を全て聞き終わる前に、キスを落とした。
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