「今から話すこと、聞いてくれる?」 「あぁ。」 頷くと、梨花はポツリポツリと話し始めた。 「実は私、未来の事前から知ってたの。 中学校の時の模試の会場で、隣だったの…。 その時、試験なのに…私消しゴム忘れちゃって、焦ってたら『消しゴムないの?』って言って、自分の消しゴムを半分に割って、私にくれた。 試験が終わって、お礼を言おうと思ったら、もう席には居なくて…未来と同じ制服の子に未来の事尋ねたの。 あの席に座ってた男の子の名前教えてって。 そしたら【鴻上未来】って名前を教えてくれた。」