いやいや…するどころか、キスしたのも最初だけだったし…。 そりゃ…毎日相当我慢してたけど。 それが爆発して、昨日は押し倒してしまった訳で…。 「だって…梨花は…大事にしたい。 いや、今まで付き合ってた子も大事だったんだけど、その子達とは全然違うって言うか…純粋って言うか… きっと、俺の気持ちが全く違うんだと思う。」 それ以前に、偽彼氏だし…。 なんて言える訳もなく、頭をガシガシと掻いた。 「次どんな顔して会ったらいいのか、分からない。 なんて連絡したらいいのかも、分かんない。」