私の上司




そう考えるとやっぱり相談する気にはなれなくって。


短い沈黙が続いて山内さんの綺麗な顔が
私を見た。





『でも…修斗さんが本気で怒ったぶん花凛さんが大好きって事だと思うから。

誤解を解く度に仲は深まる物だと思うの。


…私は誤解を解かなかったから。


だから花凛さん…
花凛ちゃんには後悔して欲しくない。


私、あんなに酷い事を言ったけど今では素直に応援したいって思ってる。

花凛ちゃんは自分を不器用って言うかもしれないけれど

修斗さんだって同じくらい不器用よ。」



椿さんの言葉がジーンと心に響いて
もう少しで泣きそうだった。


『椿さん…
ありがとう、本当にありがとうございます。』



大切な人は

恋人だけじゃなくて

友達もだよね。


女性同士だから話せる事も沢山あるよね。




『実は今日、梶野さんに…』




全て椿さんに話した。

梶野さんからの告白も私が修斗さんに向けた言葉もそのすべてを。






椿さんはずっと静かに私の話に耳を傾けてくれて


静かに相槌を打ちながら私が話しやすい環境作ってくれた。




全て話し終えた頃には私の瞳には涙が溜まっていた。