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お仕事も午前中の中盤に差し掛かって…
少し飲み物でも買って喉を潤そうと考えた私は廊下の突き当たりの自販機を目指した。
少し大人ぶってブラックコーヒーのボタンを押そうとした瞬間、
後ろから
「それ、二本買って。」
軽く伸びをしながらネクタイを緩める修斗さんの声が聞こえた。
『あっ…はい。』
後ろを振り返って返事をしてからお金を足す私を見ながら小さく笑う修斗さん。
「お前、ブラックなんて飲めんの?」
『飲めますよ!』
バカにされたのが悔しくてムーっとした顔を彼に向けると
「カフェオレにしとけ。」
そう言った彼がカフェオレのボタンを押した。
本当は…カフェオレの方が飲みやすくて好き。
でもなんだかブラックを一口飲んでから私を見る修斗さんを見ていると…
同じでいたいって変に思っちゃうから。
俯きながら飲んだカフェオレは甘かった。
「…今日の昼、外で食う?」
『…えっ…』
いつもだったら迷わずに首を縦に振る私も
今日は答えられなかった。
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お仕事も午前中の中盤に差し掛かって…
少し飲み物でも買って喉を潤そうと考えた私は廊下の突き当たりの自販機を目指した。
少し大人ぶってブラックコーヒーのボタンを押そうとした瞬間、
後ろから
「それ、二本買って。」
軽く伸びをしながらネクタイを緩める修斗さんの声が聞こえた。
『あっ…はい。』
後ろを振り返って返事をしてからお金を足す私を見ながら小さく笑う修斗さん。
「お前、ブラックなんて飲めんの?」
『飲めますよ!』
バカにされたのが悔しくてムーっとした顔を彼に向けると
「カフェオレにしとけ。」
そう言った彼がカフェオレのボタンを押した。
本当は…カフェオレの方が飲みやすくて好き。
でもなんだかブラックを一口飲んでから私を見る修斗さんを見ていると…
同じでいたいって変に思っちゃうから。
俯きながら飲んだカフェオレは甘かった。
「…今日の昼、外で食う?」
『…えっ…』
いつもだったら迷わずに首を縦に振る私も
今日は答えられなかった。
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