私の上司

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プライドが高い貴方はまるで




私に安らぎの時間を求めてるようだった







～＊山内さんサイド＊～





「愛してる…」








そう言って頭を撫でてくれる
大きな手のひらが大好きで。








「仕事ってさ、そんなに大事かな？」







いつも、一生懸命パソコンと向き合いながらも


一番、私を大事にしてくれる優しさが大好きで。







本当に
運命の人だって思えた




ずっと一緒にいれればいいって。







でも…
私は時々不安になったよ




私が
彼を駄目にしているような気がして。








仕事の話を口にすれば

嫌な顔をされるのは分かっていたけれど…






「もっと頑張って！」





「修斗さんなら大丈夫だから。」






応援せずにはいられない。




それが彼の中でプレッシャーとして積もっていっても

私をバネにして頑張って欲しかったから。







ただ、それだけだったから……








「もう別れよう。疲れた。」







冷たく

言い捨てた彼の言葉は私を後悔させた。







絶対に
お互いに余裕が出来たらまた再スタートをきれる






もっと大人な付き合いが出来るようになれば







綺麗な指先でキーボードを叩く貴方を…




少し疲れた顔で一生懸命笑う貴方を…





ネクタイを緩めながら
優しく触れる唇を…








大好きでいられる





．