悪い男に言い寄られているから、どんな可愛い女の子かと思えば。
「なっ・・・・!?」
(なにそれ!?)
目に映るのは、可愛いは可愛いけど、男。
(それも、私の好きな男性!!)
完全に知り合いなんですけど!?
知り合いじゃなくて、先輩後輩で、親切にしてもらってるんですけど!?
どうなってるのぉ~~~~~!?
〔★凛は混乱している★〕
何とも言えないショックを受ける私の耳に、瑞希お兄ちゃんの悲痛な声が届く。
「田渕様、他のお客様もいらっしゃいます。静かにして頂けませんか?」
「はあ?もう静かになってるだろう?」
瑞希お兄ちゃんが下手(したて)にでている。
これに対して、田渕の右腕と左腕の部下が馬鹿にするような口調で言う。
「エンジェルちゃんが、田渕社長の席についてくれれば、もっと静かになるけどよぉ~」
「そうだぜ!いつも来てんだから、社長にサービスしろよー!?」
「当店は、そういう店ではありません。」
(・・・・・からまれてる。)
〔★口説かれてるだ★〕
私の目の前で、瑞希お兄ちゃんが絡まれてる。
数歩近づき、物陰からターゲットを確認する。
(・・・・接客中の瑞希お兄ちゃんの左右に男が1人ずつで2人。そのすぐそばのテーブルに、座ってるのがドスケベ野郎・・・つまり、合わせて3人。)
問題の社長を見るが、角度が悪くて見えない。
ただ、両隣の男2人が騒いでるだけで、まだ一言もしゃべってないようだった。
私が入ってきた時点では、なにも言ってないけど・・・
(止めろよ。お前の部下だろう・・・!?)
〔★凛の何かにスイッチが入りそうだ★〕


