彼は高嶺のヤンキー様2(元ヤン)





悪い男に言い寄られているから、どんな可愛い女の子かと思えば。





「なっ・・・・!?」


(なにそれ!?)






目に映るのは、可愛いは可愛いけど、男。






(それも、私の好きな男性!!)







完全に知り合いなんですけど!?

知り合いじゃなくて、先輩後輩で、親切にしてもらってるんですけど!?

どうなってるのぉ~~~~~!?




〔★凛は混乱している★〕






何とも言えないショックを受ける私の耳に、瑞希お兄ちゃんの悲痛な声が届く。






「田渕様、他のお客様もいらっしゃいます。静かにして頂けませんか?」


「はあ?もう静かになってるだろう?」






瑞希お兄ちゃんが下手(したて)にでている。

これに対して、田渕の右腕と左腕の部下が馬鹿にするような口調で言う。





「エンジェルちゃんが、田渕社長の席についてくれれば、もっと静かになるけどよぉ~」

「そうだぜ!いつも来てんだから、社長にサービスしろよー!?」


「当店は、そういう店ではありません。」



(・・・・・からまれてる。)



〔★口説かれてるだ★〕





私の目の前で、瑞希お兄ちゃんが絡まれてる。


数歩近づき、物陰からターゲットを確認する。



(・・・・接客中の瑞希お兄ちゃんの左右に男が1人ずつで2人。そのすぐそばのテーブルに、座ってるのがドスケベ野郎・・・つまり、合わせて3人。)




問題の社長を見るが、角度が悪くて見えない。

ただ、両隣の男2人が騒いでるだけで、まだ一言もしゃべってないようだった。


私が入ってきた時点では、なにも言ってないけど・・・




(止めろよ。お前の部下だろう・・・!?)




〔★凛の何かにスイッチが入りそうだ★〕