彼は高嶺のヤンキー様2(元ヤン)



ストーカーとは、立証されにくい犯罪だとテレビで言っていた。

それでもいいから、これは行くべきだと思う。

そんな私のアドバイスに、3人はさらに困った顔で答えてくれた。



「そうしたいけど・・・それも大人の事情があって無理そうで~・・・エンジェルちゃんもそれを知ってるから、『来たら自分が対応するから、関わらないようにしてほしい』って気を使って・・・」

「逆に気を使いませんか?」

「そうなんですよね・・・・けっきょく、本人と上の人が・・・『責任者以外は口出ししないように』と言われてるんです・・・だから、俺らスタッフは何もできずに祈るだけ・・・」

「そうなりますよね。」



〔★神様任せになっていた★〕





「じゃあ、今はその責任者と対決してる最中――――――――あれ?」




そう聞いてから矛盾に気づく。



「カズ君さん・・・・さっき、店長さんがまだかなって、言ってましたよね・・・?」

「そこなんですよね・・・」




私の疑問に渋い顔で彼は言う。



「いつもなら、店長か副店長か、マネージャーが一緒に、エンジェルちゃんを守るんですが~」

「店長さんは、名古屋出張からこっちへ帰ってる最中で、副店長が病欠なのよ!」

「そのヘルプでお休みのエンジェルちゃんが来てみたら、田渕達が来ちゃって・・・最後の砦のマネージャーは連絡つかないんだって。」




そう言って、カズ君の後に交互で話すOLのお姉さん2人。




「ああ!タイミングが良すぎる!マネージャー生きてるかなー・・・?前、エンジェルちゃんのことで田渕さまと派手に言いあったから・・・無事かなぁ・・・!?」

「命の心配レベルですか!?」

「まぁね。きっと、ドスケベが何かしたのよ!タイミング良すぎるってのよぉ~」

「ねぇ~ホント、あり得ないわ!そういうわけで、わかった?坊や?」


「よーく、わかりました。」


(なにかあってもおかしくないわね・・・。)



マネージャーさんの安否が気になったけど、今の話をまとめればこうだ。




(田淵という奴のおかげで、瑞希お兄ちゃんが出勤する羽目になったってことかぁ~~~~!?)




〔★かたよりのある結論だった★〕