ストーカーとは、立証されにくい犯罪だとテレビで言っていた。
それでもいいから、これは行くべきだと思う。
そんな私のアドバイスに、3人はさらに困った顔で答えてくれた。
「そうしたいけど・・・それも大人の事情があって無理そうで~・・・エンジェルちゃんもそれを知ってるから、『来たら自分が対応するから、関わらないようにしてほしい』って気を使って・・・」
「逆に気を使いませんか?」
「そうなんですよね・・・・けっきょく、本人と上の人が・・・『責任者以外は口出ししないように』と言われてるんです・・・だから、俺らスタッフは何もできずに祈るだけ・・・」
「そうなりますよね。」
〔★神様任せになっていた★〕
「じゃあ、今はその責任者と対決してる最中――――――――あれ?」
そう聞いてから矛盾に気づく。
「カズ君さん・・・・さっき、店長さんがまだかなって、言ってましたよね・・・?」
「そこなんですよね・・・」
私の疑問に渋い顔で彼は言う。
「いつもなら、店長か副店長か、マネージャーが一緒に、エンジェルちゃんを守るんですが~」
「店長さんは、名古屋出張からこっちへ帰ってる最中で、副店長が病欠なのよ!」
「そのヘルプでお休みのエンジェルちゃんが来てみたら、田渕達が来ちゃって・・・最後の砦のマネージャーは連絡つかないんだって。」
そう言って、カズ君の後に交互で話すOLのお姉さん2人。
「ああ!タイミングが良すぎる!マネージャー生きてるかなー・・・?前、エンジェルちゃんのことで田渕さまと派手に言いあったから・・・無事かなぁ・・・!?」
「命の心配レベルですか!?」
「まぁね。きっと、ドスケベが何かしたのよ!タイミング良すぎるってのよぉ~」
「ねぇ~ホント、あり得ないわ!そういうわけで、わかった?坊や?」
「よーく、わかりました。」
(なにかあってもおかしくないわね・・・。)
マネージャーさんの安否が気になったけど、今の話をまとめればこうだ。
(田淵という奴のおかげで、瑞希お兄ちゃんが出勤する羽目になったってことかぁ~~~~!?)
〔★かたよりのある結論だった★〕


