「そうでした~♪イオリンの言う通りね!じゃあ、あたしも甘やかす係りー!」
そう言って、開いている伊織の隣の席につくモニカ。
さっき座っていた場所なので、当然のことのように腰を下ろした。
「わはははは!だったら俺様は、ちょっと叱る側だな、オイ!」
大きく口を開けて笑うと、壁に立てかけてあった椅子を掴む皇助。
開いた椅子を、モニカの隣にドンと置くとドカッと座る。
「俺、中立。それじゃあ、凛たんが起きる時間まで観察するか?小動物2匹をさー?」
立てかけてあった最後の椅子を、くわえタバコで持って皇助の横に置く烈司。
そして、バットの足元にあるテーブルに、携帯用の灰皿を乗せてタバコを楽しむ。
これに、ハードカバーの文字から目を離しながら伊織が言った。
「禁煙と言ってるだろう、烈司。」
「ファブリーズすればいいじゃん?」
「副流煙が害になる。俺達まで早死にさせる気か?」
〔☆良い子のためのワンポイント解説☆〕
副流煙:タバコから出る煙のことで、タバコを吸ってる周りの人に危害が行く煙のことだよん♪
「個人の趣向に文句は言わんが、こちらの寿命が短縮される場合は別だ。いい加減禁煙しろ。それができんのなら・・・・!」
「はいはい、電気タバコに切り替えますよぉ~ほら、チェンジ完了―!」
「きゃははは!イオリンにかかれば、れーちゃんも降参ねぇ~ところで、れーちゃん、みーちゃんはいつ頃起こす?凛ちゃんも一緒の方がいいわよねぇ?」
「ああ、一緒に起こしてくれって、瑞希からメール来てたんだ。時間指定で。」
「わはははははは!さすが俺らの頭だ!ちゃっかりしてらー!」
「瑞希だからな。凛たんも、良い総長になるぜ?」
「ホント、凛ちゃん良い子だもんねぇ~」
「ヤンキーに不向きなぐらいだがな。」
「わはははは!それも凛助の良いところだろうがー!?」
「そうだな~」
その言葉を最後に、誰ともなく2人を見る。
穏やかに寝ている凛と瑞希に誰もが笑う。
凛が過ごせるやさしい時間は、こうして守られていた。
優しくも、頼もしい人達によって。


