焦る私に、瑞希お兄ちゃんはさらなる疑問を投げかけてくる。
「俺もさ~凛がちゃんと飯食えてるか心配で・・・なぁ、今さらだけど、年はいくつだ?どこの小学校?」
「そこまで下げないでください!高校生ですよ!」
「マジで!?じゃあ、やっぱり・・・・15か?大河とタメ?」
「同じですよ!そんなに僕は子供ですか!?」
〔★年齢詐称(さしょう)の容疑(ようぎ)がかかっていた★〕
好きな人の言葉は言え、気にしてることもあったので反論した。
「いくら童顔に見えるからって、ひどいですよ!」
「あ、いやいや!そういうつもりじゃないんだって!」
「そう言ってるもんですよー!ひどい、瑞希お兄ちゃん!」
なんだか悔しくて、すねながら瑞希お兄ちゃんに抱き付いた。
「ばかばか!お兄ちゃんのばか!」
駄々っ子みたいに言いながら、ギューと彼にくっつく。
「あーこらこら、悪かった!ごめんごめん。」
そんな私をあやすように彼が抱きしめる。
「悪かったよ、凛。よしよし。」
(だったら、その扱いやめてよ・・・・)
いい子いい子と、頭をなでる時点で子ども扱いじゃない!?
(だからと言って、やめてほしいとは思わない・・・)
〔★子供は身勝手だ★〕
「なぁ、凛・・・俺は元ヤンのお兄さんだけどさ、困ってることがあったらいつでも言えよ?学校のことも・・・本当は、なにかあったんじゃないか?」
「え?」
ヨシヨシしてくれる彼の言葉で体が固まる。
それに気づいた瑞希お兄ちゃんが言う。
「ほら、その反応。・・・・凛、なにかあったんじゃないか?」
「な、なにもないです・・・」
「俺が、元ヤンだから話せないのか?」
「そんなんじゃないです・・・・!」
尋ねてくる彼の顔が見れない。
いいえ、私の顔を見られたくない。
(こんな態度じゃ、嘘ついてもばれちゃうよ・・・・!!)
誤魔化せない。
隠すように瑞希お兄ちゃんの胸に顔を埋める。
それに優しい声で瑞希お兄ちゃんは言った。


