彼は高嶺のヤンキー様2(元ヤン)




気づいてない瑞希お兄ちゃんは笑顔で私に語る。





「ごめんな、凛。驚かせちまったみたいだな~?凛が俺に何かするとか、どうかしてるぜ~!つーか、そんなゆでだこで、悪戯は出来ないよなー?」


「悪戯なんてそんな!しませんよ!」

(遊びじゃないよ!私は本気だもん!?)



〔★謝罪の気持ちはどうした★〕




ブンブンと、両手と首を横に振っていれば言われた。




「あはははは!わかってるって~!ほら、こっち来い。」

「え!?でも・・・」

「もう間違えて、抱き付いたりしないって。ほら!」

「は、はい・・・!」




手招きして私を呼ぶ瑞希お兄ちゃんを見て思う。




(なんか・・・いいように、勘違いしてもらえた・・・)



よくないけど、よかった♪



〔★悪事はバレなかった★〕




おずおず、瑞希お兄ちゃんの前まで行く。



「ほら、立ってないで座れ。」

「あ、はい・・・」

「そっちじゃない。」

「え?」



定位置のパイプ椅子に座ろうとして止められる。






「俺の隣に座れよ。」

「え!?」


そ、それはつまり――――――――――――――――――!?



(ベットに座れと!?)




〔★ラブイベントが発生した★〕





「いいいい、いいんですか!?」

「当たり前だろう。来い、弟。」

「は・・・はい!」





両手を広げる彼に、思わず飛びつく。



〔★ラブイベントを実行した★〕




そんな私に、怒ることなく笑い声を上げる瑞希お兄ちゃん。




「うっわ、はは!マジで抱き付くか、普通~?やっぱり、俺を襲ったんじゃねぇの?」

「ひっ!?そ、そそそそそそ、そんな、めっそうも!」

「あはははは!焦り過ぎだって!ホント、お前は~・・・あれ?マスクどうした?」





ドキドキしてる私に、さらにドキッとすることを聞く。




(そうでした!瑞希お兄ちゃんとキスするために~)




「どうした?なんでマスク、取ったんだ??」


「う。」

(言えない!)




なにか、言い訳しなきゃ!




〔★正直に言う選択はないらしい★〕