愛しい、愛しい、瑞希お兄ちゃん。
私のために、体を張ってくれたあなたは、やはり王子様。
そんなあなたのためなら、ヤクザだろうが何だろうが、助けに行きます。
どこでもいきますとも。
(あなたを守るためなら――――――――)
愛しいあなたのためなら、どんなこんなにも立ち向かいます。
「僕の愛しいお姫様・・・・・・・」
そっと、唇を近づける。
吐息も、カフェインだと思っていたら触れた。
そのまま、彼の口をふさいだ。
唇に伝わる温かい熱と振動に、体が甘くしびれた。
(これはいけないこと・・・・)
身体とは反対に、心はわかってた。
今してることは、悪いことだと。
瑞希お兄ちゃんが寝ているのを良いことに、一方的にこんな―――――――・・・・
(女の私からキスなんて、はしたない。)
いや、はしたないもだけど、なにお姫様とか呼んでるの?
僕とか言って、瑞希お兄ちゃんにチューしてる?
眠りの森の美女の王子気取り?
本人が寝てるのを良いことに、勝手にキスしちゃって・・・・?
許可も取らないで、強引なのもいいところだよ・・・!
(これじゃあ、田渕と同じ――――――・・・・・)
それに気づいて口を離す。
目を閉じていたので、わからなかった。
「す~・・・す~・・・」
「うっ。」
目を開けてみたおろした彼の顔が、また違う形で可愛くなっていたことに。
(寝顔がめちゃくちゃ可愛いんですけど―――――――――――!!?)
キスって、目を閉じてすものっていうから、つい閉じたけど!
(この寝顔を逃したのは痛い・・・・!)
〔★今の凛道蓮が痛い★〕


