彼は高嶺のヤンキー様2(元ヤン)





愛しい、愛しい、瑞希お兄ちゃん。

私のために、体を張ってくれたあなたは、やはり王子様。

そんなあなたのためなら、ヤクザだろうが何だろうが、助けに行きます。

どこでもいきますとも。





(あなたを守るためなら――――――――)





愛しいあなたのためなら、どんなこんなにも立ち向かいます。






「僕の愛しいお姫様・・・・・・・」






そっと、唇を近づける。

吐息も、カフェインだと思っていたら触れた。

そのまま、彼の口をふさいだ。

唇に伝わる温かい熱と振動に、体が甘くしびれた。





(これはいけないこと・・・・)





身体とは反対に、心はわかってた。

今してることは、悪いことだと。

瑞希お兄ちゃんが寝ているのを良いことに、一方的にこんな―――――――・・・・






(女の私からキスなんて、はしたない。)






いや、はしたないもだけど、なにお姫様とか呼んでるの?

僕とか言って、瑞希お兄ちゃんにチューしてる?

眠りの森の美女の王子気取り?

本人が寝てるのを良いことに、勝手にキスしちゃって・・・・?

許可も取らないで、強引なのもいいところだよ・・・!





(これじゃあ、田渕と同じ――――――・・・・・)





それに気づいて口を離す。

目を閉じていたので、わからなかった。





「す~・・・す~・・・」

「うっ。」





目を開けてみたおろした彼の顔が、また違う形で可愛くなっていたことに。







(寝顔がめちゃくちゃ可愛いんですけど―――――――――――!!?)






キスって、目を閉じてすものっていうから、つい閉じたけど!





(この寝顔を逃したのは痛い・・・・!)




〔★今の凛道蓮が痛い★〕