彼は高嶺のヤンキー様2(元ヤン)





あくまでもマイペースで、我が道を行く獅子島さんの発言。

着られた電話を持ったまま呆れていれば、瑞希お兄ちゃんが話しかけてきた。




「どうした凛?大丈夫か?伊織は、なんて?」

「4号さんです。」




心配そうに声をかけてきた瑞希お兄ちゃんに私は言った。




「今から1分以内に、この部屋を出ろとのことです。」

「時間制限なのか?」

「はい。これから1分後に15分間だけ、このマンションの電気が消えて、防犯カメラ泊まるので、その間に階段を使って逃げろとおっしゃってます。」

「伊織らしいな。」




作り笑いをする私に、呆れながら瑞希お兄ちゃんが笑う。






「オラ!聞いたか、オメーら!?4号が裏工作してくれた間に、バッくれよーぜ?」






私にもたれかかりながら、龍星軍のみんなへと告げる瑞希お兄ちゃん。

これにみんなも答えた。




「もちろんですよ、瑞希さん!お供しますっ!てか、凛道じゃなくて、俺の肩を使って下さい!背丈的にも楽っすよ!?」

「おーおー、露骨な割り込みすんなよ、大河ぁ~?つーか、そこは2人で両側から支える方向で行けよ、ボケ!」

「まったくだぜ!そういうわけで、凛さん!真田さんと一緒に、先に行って下さい!後ろは俺が守ります!」

「ばーか!そこは俺らに任せとけよ、ハゲ!」

「そうそう。退却は俺らに任せろ。なぁ、門番にしてくれた凛道君?」

「助かります、悠斗君、秀君。ありがとう!」

「うははははは!楽しいのぉ~!!」






こうしてボロボロの敵を残し、私達は蛇塚のマンションから脱出した。

停電してる間に階段を駆け下りて、見つからないようにバイクで逃げた。

無事、瑞希お兄ちゃんを救出することに成功したのだった。




〔★ミッション終了である★〕