「へ・・・蛇塚さん・・・!?」
「医者に診てもらえ。」
動かない蛇塚の近くにいた敵に、瑞希お兄ちゃんがぶっきらぼうに言う。
「部屋には呼ばねぇ方がいいぞ。パクられても、いいなら好きにしな。」
「ひっ!?は、はい・・・!」
そう告げて、瑞希お兄ちゃんが振り返る。
厳しい顔で、こっちへと帰ってくる。
「瑞希お兄ちゃん!」
ちゃんと歩いてる彼にホッとしつつも駆け寄る。
「大丈夫、怪我ない!?」
「ねぇよ、心配するな。つーか、医者で思い出した。俺の携帯どこだ?」
「え?持ってないの?」
「こいつらに奪われてな。可児もだろう?」
「あ!そういうや、財布もですよ!」
「え!?窃盗!?」
「ざけんな、コラ!瑞希さんの財布と携帯出せ!」
「うはははは!出さん場合は、ぶっ飛ばしていいんかー!?」
「ひー!出します、出します!」
「勘弁してください!」
円城寺君とヤマトの言葉に、戦意をなくした敵が白旗を上げて動き出す。
「さっさと出せコラ!ぐずぐずするな!」
「大河、熱くなりすぎー」
(ホントだね・・・)
呆れるカンナさんをよそに、羊を追う犬のように動く円城寺君。
(瑞希お兄ちゃん相手だと、変わりすぎるよねー?)
〔★凛の方が変わっている★〕
「よっしゃ、瑞希さんの携帯と財布ゲット!どうぞ、瑞希さん!」
「ありがとな、大河。」
「おい!俺の携帯と財布は!?」
「テメーで探せハゲ!」
「五分刈だ!」
「誰か、可児君のも探してあげて下さい。」
「しかたねぇなぁ~」
「総長が言うからな。」
「オラ!どこに隠したオメーら!」
「あははは。凛は優しいな~?」
「なっ!?」
「えへへへ~そんな~瑞希お兄ちゃん♪」
「ちょ、待ってください瑞希さん!俺が探すので~凛道、勝ったと思うなよ!?」
「え?なんで?」
困ってる可児君に声をかければ、最終的には円城寺君も探し始める。
そんな彼を見ていたら言われた。


