彼は高嶺のヤンキー様2(元ヤン)





「へ・・・蛇塚さん・・・!?」

「医者に診てもらえ。」




動かない蛇塚の近くにいた敵に、瑞希お兄ちゃんがぶっきらぼうに言う。







「部屋には呼ばねぇ方がいいぞ。パクられても、いいなら好きにしな。」

「ひっ!?は、はい・・・!」







そう告げて、瑞希お兄ちゃんが振り返る。

厳しい顔で、こっちへと帰ってくる。






「瑞希お兄ちゃん!」





ちゃんと歩いてる彼にホッとしつつも駆け寄る。





「大丈夫、怪我ない!?」

「ねぇよ、心配するな。つーか、医者で思い出した。俺の携帯どこだ?」

「え?持ってないの?」

「こいつらに奪われてな。可児もだろう?」

「あ!そういうや、財布もですよ!」

「え!?窃盗!?」

「ざけんな、コラ!瑞希さんの財布と携帯出せ!」

「うはははは!出さん場合は、ぶっ飛ばしていいんかー!?」

「ひー!出します、出します!」

「勘弁してください!」





円城寺君とヤマトの言葉に、戦意をなくした敵が白旗を上げて動き出す。





「さっさと出せコラ!ぐずぐずするな!」

「大河、熱くなりすぎー」

(ホントだね・・・)





呆れるカンナさんをよそに、羊を追う犬のように動く円城寺君。




(瑞希お兄ちゃん相手だと、変わりすぎるよねー?)



〔★凛の方が変わっている★〕




「よっしゃ、瑞希さんの携帯と財布ゲット!どうぞ、瑞希さん!」

「ありがとな、大河。」

「おい!俺の携帯と財布は!?」

「テメーで探せハゲ!」

「五分刈だ!」

「誰か、可児君のも探してあげて下さい。」

「しかたねぇなぁ~」

「総長が言うからな。」

「オラ!どこに隠したオメーら!」

「あははは。凛は優しいな~?」

「なっ!?」

「えへへへ~そんな~瑞希お兄ちゃん♪」

「ちょ、待ってください瑞希さん!俺が探すので~凛道、勝ったと思うなよ!?」

「え?なんで?」




困ってる可児君に声をかければ、最終的には円城寺君も探し始める。

そんな彼を見ていたら言われた。