彼は高嶺のヤンキー様2(元ヤン)





「違いが出ちまったな、蛇塚?」

「なんだと!?」

「瑞希お兄ちゃん!?」





感動する私の隣で、どちらの凛にとっても大切なお方が口を開く。




「お前が危ない時、お前の仲間は、誰も体張ってかばわなかった。身をていしてまで、守ろうって行動に出なかった。」

「黙れ・・・真田・・・・!!」

「お前のやり方だと、これだけ差が出る。恐怖で人を率いてる奴は、最後は負けるんだよ。」

「それがどうした!?今の立場わかってんのか!?お前らに価値はない!」




そう叫ぶと、銃を構え直す蛇塚。




「テメー負け犬になり下がってるくせに、気づいてねぇーのかよ男女!?先にお前からぶっ殺してやる!!」

「やめろ!この人は関係ない!」



思わず、両手を広げて瑞希お兄ちゃんの前に立つ。





「文句があるのは俺だろう!?そうやってよそみしてるから、何度も負けるんだぞ!?」

「それが遺言か・・・ジャックフロスト・・・・!?」





危ない目をした蛇塚が、危ない武器を向けながら笑う。




(なにがおかしいのよ?)




誰が見ても蛇塚に有利な状況。

本人もそう思ってるから、余裕で笑ってるんだろう。




(だからといって、参りましたと言うわけにはいかないのよ!!)




「遺言に化けるかどうかは、結末にならなきゃわからないだろう?」

「まだ、逆転狙ってんのかよ・・・!?」

「諦めが悪いからな?」




(そうよ!こんなやつに負けてたまるもんか・・・・!!)




私が死ぬにも、瑞希お兄ちゃんが死ぬのも嫌だ。

カンナさんや他のみんなにだってそう!






(龍星軍の総長である私が守る・・・・・・・・・・・!!)






その覚悟で相手をにらみつける。

ヤンキーらしくメンチをきりながら、一歩前に踏み出す。

そんな私をかばいながら瑞希お兄ちゃんが言った。