「違いが出ちまったな、蛇塚?」
「なんだと!?」
「瑞希お兄ちゃん!?」
感動する私の隣で、どちらの凛にとっても大切なお方が口を開く。
「お前が危ない時、お前の仲間は、誰も体張ってかばわなかった。身をていしてまで、守ろうって行動に出なかった。」
「黙れ・・・真田・・・・!!」
「お前のやり方だと、これだけ差が出る。恐怖で人を率いてる奴は、最後は負けるんだよ。」
「それがどうした!?今の立場わかってんのか!?お前らに価値はない!」
そう叫ぶと、銃を構え直す蛇塚。
「テメー負け犬になり下がってるくせに、気づいてねぇーのかよ男女!?先にお前からぶっ殺してやる!!」
「やめろ!この人は関係ない!」
思わず、両手を広げて瑞希お兄ちゃんの前に立つ。
「文句があるのは俺だろう!?そうやってよそみしてるから、何度も負けるんだぞ!?」
「それが遺言か・・・ジャックフロスト・・・・!?」
危ない目をした蛇塚が、危ない武器を向けながら笑う。
(なにがおかしいのよ?)
誰が見ても蛇塚に有利な状況。
本人もそう思ってるから、余裕で笑ってるんだろう。
(だからといって、参りましたと言うわけにはいかないのよ!!)
「遺言に化けるかどうかは、結末にならなきゃわからないだろう?」
「まだ、逆転狙ってんのかよ・・・!?」
「諦めが悪いからな?」
(そうよ!こんなやつに負けてたまるもんか・・・・!!)
私が死ぬにも、瑞希お兄ちゃんが死ぬのも嫌だ。
カンナさんや他のみんなにだってそう!
(龍星軍の総長である私が守る・・・・・・・・・・・!!)
その覚悟で相手をにらみつける。
ヤンキーらしくメンチをきりながら、一歩前に踏み出す。
そんな私をかばいながら瑞希お兄ちゃんが言った。


