テンションを上げ続ける蛇塚が叫ぶ。
「おい!先に、瑞希お兄ちゃんをブチ抜かれてぇーか!?」
「え!?逆ギレはやめて下さい!瑞希お兄ちゃんは関係ない!」
「そうだ。ほとんど、凛道が悪い。」
「円城寺君!?」
「つーことで、連帯責任だ。俺らが相手になる・・・!」
そう告げると、私にするように円城寺君が蛇塚にメンチを切る。
「円城寺君・・・?」
「馬鹿な頭でも、守らなきゃダメだからよー?」
「ええ!?」
悪そうな顔で笑うと、まるで私をかばうかのように前に立つ円城寺君。
「円城寺君、どうして・・・・!?」
「うるせぇ。壁になってやるから、瑞希さん守れや総長。」
「円城寺君・・・・!」
そっぽを向きながら私に告げる姿に、目頭熱くなる。
(瑞希お兄ちゃんがいるとはいえ、こんな風に言ってくれるなんて、思ってもなかった・・・!)
しかも、それは円城寺君だけじゃなかった。
「うははははは!てっきり、えんなんとか君は、凛を見捨てると思ったんやけどなぁ~!?」
「ヤマト!?」
大きな体をゆらしながら、円城寺君の横へと並ぶヤマト。
「うるせぇ!ダメだと思ったら放り出す!」
これに円城寺君がしかめっ面で答えるが――――――――――――
「そりゃあ、残念!あたしが、そうさせないからね。」
「カンナさん。」
「俺らもそのつもりだ。」
「やるならやりやがれ!」
「おう!龍星軍なめんじゃねぇ!」
「秀君、悠斗君、可児君。」
ヤマトに続くように、みんなが私達の前方へと移動してきた。
「みんな・・・・」
「うはははは!気が合うのぉ~!?よかったなぁー凛!?わしもふくめて、全員ええツレやで~!?」
「うん・・・・!」
ちょっと前まで、『僕』には友達がいなかった。
それが今はこんなにもいる。
『私』の友達は、誰もいなくなったけど、まだ『僕』には誰かいてくれる。
「ありがとう、みんな・・・」
こんなにもたくさんの友達がいたんだ・・・!
〔★凛は友情をかみしめている★〕


