いろいろ考える私の前で、強気を取りもどした蛇塚が叫ぶ。
「オラ!全員、俺の言う通りにしろ!」
「瑞希お兄ちゃん・・・」
「しかたねぇ・・・」
拳銃を振り回し、敵味方関係なく言う蛇の目の総長に、瑞希お兄ちゃんが静かにうなずく。
それで私も円城寺君達も動きをとめた。
「くくく!そうそう、そうやって、言う通りにしてろよ~ゴミ共め~!」
抵抗をやめておとなしくすれば、奴は言った。
「凛道君よ、トンファーだっけ、それ?」
私が手にしている武器を見ながら聞いてくる。
「いい武器だよな~」
「?ありがとうございます。」
「けっ!涼しい顔で言いやがって、気に入らねぇ!武器を捨てろ。」
拳銃を構えながら危ない目で言う。
「捨てるって・・・?」
「そうだ捨てろ!!」
「矛盾(むじゅん)してます。」
「矛盾だとー!?どういう意味だ!?」
〔☆良い子のためのワンポイント解説☆〕
矛盾(むじゅん):2つの物事がくいちがっていて、つじつまが合わないこと♪
これは昔、矛(ほこ)と盾(たて)とを売っていた者が
「この矛はどんなかたい盾をも突き通すことができ、この盾はどんな矛でも突き通すことができない」
と言ったので
「それではお前の矛でお前の盾を突けばどうなる?」
と言われて、答えることができなかったことで出来た言葉だよん☆彡
「蛇塚君、君は僕にトンファーを捨てろと言うけれど、『動くな』と言ってるじゃないか?それじゃあ、ゴミ箱まで捨てに行くという『動く』動作ができないよ。」
「誰もそこまで言ってねぇぇぇえ!!」
〔★蛇塚のイライラ度が上がった★〕


