突然の発砲に呆然とする私達。
「おい、なんだ今の音!?」
「武器と武器がぶつかり合った音じゃなかったぞ~!?」
「秀君、悠斗君!」
正気に戻れたのは、外にいた仲間の声。
ドタバタと足音をひびかせてやってきたのは、見張り&退路確保のために残していた男子2名。
廊下を、玄関を気にしながら、部屋をのぞくと叫んだ。
「げ!?蛇塚!?あいつが持ってんのは~」
「チャカかよ!?」
「あは・・・!まだ仲間がいたのかよ・・・・!?」
そうつぶやくと、ピストルを構えたまま言った。
「全員動くな。一人でも動いたら、誰かが死ぬ・・・!」
「蛇塚・・・!」
「なんでもありですね・・・!?」
「こういうのを、一発逆転って言うのかなぁ~?」
「さ、さすが、蛇塚さん!」
「オラ、オメーら、大人しくしな――――――」
「動くなって言ってんだろう!!?」
ダーン!!
「ひゃあああ!?」
「え!?」
強気になった蛇塚の部下に、銃弾が放たれる。
「う・・・ああああ!?」
弾は当たらなかったが、フローリングの床に穴が開いた。
「動くなって言ってんだろう!?」
「き、菊千代先輩、なんで!?」
「俺ら、味方ですよ!?」
「うるせぇ!俺の言うこと聞けない奴は、みんな的(まと)だ!!」
怯えている仲間にそう言い放つ姿は、かなり危ない。
「あいつ・・・凛に負けて、イッちまったか・・・!?」
「え!?僕が原因ですか、瑞希お兄ちゃん?」
〔★勝利の代償は大きい★〕
「誤解するなよ、凛。お前が勝ったことは良いことだからな?」
「瑞希お兄ちゃん・・・!」
「コラそこ!なに勝手にしゃべってやがる!」
フォローしてくれる瑞希と私に気づいた蛇塚が、舌打ちしながらこちらを見る。
「安心しろ、凛道・・・!お前は、一発で仕留めてやる・・・!」
(うっ!)
ついでに拳銃も向けてくれた。
「お前の頭をねらって、パーンだ!人間ポップコーンにして、瑞希お兄ちゃんの口に押し込んでやるよ・・・!」
「瑞希お兄ちゃん、キャラメル派ですか?塩派ですか?」
「塩かな。」
「って、瑞希さん!?」
「凛も!!」
「あんたらふざけてる場合じゃないでしょう!?」
〔★瑞希は塩派だった★〕


