パソコンの向こうで続く戦い(?)は、メンタル的にテンションが下がって困る。
どうしたものかと、もう一度視線をそちらへと戻す。
〈オラオラ!さっさとYESって言えよ!〉
〈誰が・・・かはっ!?〉
〈良い感じだ、5号。負荷をあと4ほど加えろ。〉
〈この、やめ!かはっ!?〉
〈ねぇ~もう少し負荷を下げてよ~じわじわ攻めていくんでしょう?〉
〈それもそうか。ならば、負荷は2だ。〉
〈わはははは!〉
〈かはっはっ!?〉
〈おいおい、どうせすぐにはYESって言わないぞ、このジジイ。落ちたら、さっきみたいに繰り返せばいいだろう?つーことで、負荷を強くしろ。〉
〈それもありだな。負荷を7にしろ。〉
〈わはははは!〉
〈かは!?かはかは!?もう、やめ・・・・!〉
「・・・。」
(本当に、ひどい・・・)
〔★敵への同情が増した★〕
味方のしていることとはいえ、みなさん、いたぶるのがお好きだ。
そう思っていたら、ふいにいじめられている人と目があう。
途端に、赤い顔で怒鳴ってきた。
〈こっこの!・・・何見てる、ちんちくりん!?〉
「凛!」
「うわ!」
「げえ!?」
相手からの威嚇に、カンナさんが私をかばい、可児君達が驚く。
瑞希お兄ちゃんは瑞希お兄ちゃんで私をしっかり抱きしめる。
〈~のぉれ・・・よくも!よくも、みずき、を~・・・!〉
うん、知ってる。
おじさんが瑞希お兄ちゃんを好きなのは。
だけど、おじさんの愛し方はおかしい。
「凛?」
抱きしめられた状態で手を伸ばす。
瑞希お兄ちゃんの体を引っ張りながらパソコンの前へ行く。
それで田淵の反応も激しくなった。


