「可愛いお前に怖い思いさせて・・・・・ごめんな、凛?」
「そんな!僕はまったく、怖くないです!平気です!」
「気ぃ使ってるんだな、オメーは?優しいな、凛。」
そうささやきながら、私をいたわるように優しく体に触れてくる。
その手付きだけでもドキドキするのに、甘いささやきに心臓が高鳴る。
(ああ・・・!こんなに至近距離で見つめられたら、ますます惚れ直しそう・・・!)
急にサービス良くなった!
〔★凛のテンションが上がった★〕
うっとりする私に、うっとりする表情で瑞希お兄ちゃんは言う。
「可児だけじゃなく、俺まで助けに来るとか、面倒かけて・・・」
「そんなことないよ!僕、瑞希お兄ちゃんが大好きだから!僕だけじゃない・・・他のみんなだって・・・!」
「ああ、俺も凛が大好きだよ・・・!」
〈瑞希!〉
重なる私達の視線。
外野の声なんか聞こえなくなるぐらい、甘い空気。
「俺の可愛い凛・・・!」
〈みずきっ!!〉
〈うるせぇ。〉
スパーン!
〈うぐっ!?〉
〈未練がましい上に、見苦しい。〉
「獅子島さん!?」
私達のラブラブシーンが最高潮になった時、頭をはたく音がした。
抱きしめられた瑞希お兄ちゃんの腕の中で見たのは、丸めた雑誌で組長の頭を叩いた黒子4号の姿。
〔★怖いもの知らずだ★〕
焼きもちを妬くヤクザに、ゴミを見る目で獅子島さんが語る。
〈ふー、見るに堪えん、見苦しさだ。割愛して告げる。今日の一件は忘れろ、田渕。そして、真田瑞希にも、凛道蓮にも、龍星軍にも、我々からも手を引け。〉
〈貴様!?俺がそれに応じると思ってるのか・・・!?〉
〈納得してもらうためにも、俺達がこうやって、わざわざ、出向いてきてやったんだ。〉
〈大人をなめるなよ、この・・・!〉
〈暴言は聞き飽きた。5号!〉
抵抗する組長を冷めた目で見てから、その田渕の首を絞めている相手を呼ぶ獅子島さん。
〈わーははははははは!出番か!?〉
〈かまわん。作戦Mで、コラシメテヤリナサイ。〉
〈わははははははは!!うひゃひゃははははは!!〉
片言で、どこかの時代劇の主人公の人みたいに獅子島さんが命じれば、壊れたおもちゃみたいに笑いだす百鬼。
〈わっはっはっはっ!!〉
〈くっ!?うるせぇぞ、ガキ!耳元で、デカい声出す―――――――〉
ゴキッ!
〈かは。〉
勝負は一瞬でついた。
百鬼の〆落してで、白目をむいて動かなくなる田渕組長。
「えっ!?秒殺!?」
〈わはははははは~凛助、見たか~!?〉
〔★皇助は組長を倒した★〕


