彼は高嶺のヤンキー様2(元ヤン)





私の言葉に、周りで固まっていた仲間が反応する。




「え!?百鬼先輩!?」

「百鬼さんだと!?」


「皇助、お前なのか!?」


〈5号と呼べ、うっかり者。〉




そんな声と共に、画面の右端から、なにかが浮き出てきた。

私の目に映ったのは、見覚えのある眼鏡。





「獅子島さん!?」





龍星軍初代副総長の先輩だった。



〔★伊織が現れた★〕




「し、獅子島さん!?なぜあなたがそこに!?」

〈間違えるな、4代目。俺は黒子4号だ。〉

「え!?黒子!?」




そう語る彼は、初集会と同じ黒色の特攻服とマスクとグラサンを身に着けていた。






〈無事、真田瑞希と再会できたみたいだな、4代目?〉


「え!?はい、あの・・・」

(なんで、そこにいるの?)






私の疑問に組長が苦しそうな声で聞く。




〈な、なぜ・・・ここに・・・・!?〉



首を絞められ、声を出すのもやっとの状況のおヤクザさん。

これに獅子島さんは、フッと鼻で笑ってから言った。





〈減点13点だ。部下の心配が出来とらんぞ、田渕組長?〉

〈くっ・・・!ど、どうやって、ここに・・・!?わ、若、がしら・・・!?〉




〈あらごめーん、若頭寝ちゃった!〉

グキ!

〈くえ!?〉




私達から見えない場所、画面から明るい声と思い切りのいい音がした。





「モニカちゃん!?」

〈それを言うなら、3号ちゃんよ~凛ちゃん総長!〉



〔★モニカが現れた★〕




声で推測して言えば、呼び方を修正するようにと返事された。

向こう側のどのへんにるのか、わからない。

ただ田渕が、目だけで右上の方を見ているのでそこだと思う。



〔★凛は場所だけ特定できた★〕




〈お、おのれ・・・!使えん若頭、め・・・!他の、奴らは・・・!?〉

〈他の奴らも、お休みだぜー?重労働させ過ぎた罰だな~?〉



ドスドス!バキ!


〈げ!〉

〈う!?〉

〈があ!?〉





私達から見えない場所、画面から渋い声と一緒に痛そうな音がした。





「烈司さん!?」

〈2号って言ってくれよ、凛たん総長?間違えちゃダメだろうー?〉



〔★烈司が現れた★〕




声で推測して言えば、呼び方を直すようにと返事された。

向こう側のどのへんにるのか、わからない。

ただ、田渕が目だけで左上の方を見ているのでそこだと思う。




〔★凛は場所だけは、特定できた★〕