「お前が龍星軍なら、凛道さんに頼んでくれよ。俺は逆らわない、従う・・・お前の格下になって、下につくのも構わない!凛道さんや可児のために、働く!仲間になるからさ・・・!?」
「羽柴、お前そこまで・・・・」
「へへへ・・・当然だろう?また、お前とつるめるなら・・・親友同士だろう・・・!?」
(嘘つけ!)
ムカついた。
その言い方に、いやらしさを感じた。
助かるためなら何でもする。
それだけでもムカつくのに・・・・!
(こいつは、下手(したて)に出るふりをして、仲間になってやると言ってる!)
龍星軍は、瑞希お兄ちゃんが作った大事なチーム!
瑞希お兄ちゃんへの侮辱とも取れる態度が許せない!!
(何が友達よ!?親友よ!!?)
神経を逆なでされる。
可児君にどれほどのひどいことをしたか、わかってない発言に顔が熱くなる。
(自分がした悪いことを、『友達』という言葉を使ってなかったことにしようとしてるっ!!)
その根性に、考え方に、思いやりのなさに―――――――!
(ぶっ飛ばしたい!でも――――――――――)
聞かれているのは、可児君。
(どうするの、可児君!?まさか、許したりなんかは―――――――)
しないよね・・・・?
私の視線に気づかない2人。
「なぁ、可児!?」
手を出して、うながすお友達。
これに可児君は、迷った末、手を伸ばす。
「可児テメー!?」
「コラ、ハゲ!」
「うはは!冗談やろうー!?」
(え?)
気づけば、戦いながら、他の3人も彼らを見ていた。
え?いつの間に?
円城寺君達を見てから、可児君へ視線を戻す。
羽柴が安心したように笑っていた。
私の目に、2人の手が重なる。
「誰が友達だ!!?」
「ぐあ!?」
バキッ!!
「え!?」
そう見えたのは、『錯覚』だった。
ゴキッ!!
すごい音がしたと思えば、可児君がそいつの顔面に拳を入れていた。


