飛んで来たので、投げた。
「うおおお!」
「えい。」
ドターン!
「ぐあ!?」
結構、太めの人だったけど投げ飛ばせた。
「なんだあいつ!?」
「小さい身体で・・・巨体を投げ飛ばしてる!?」
(違うんだなー)
驚く奴らを蹴り飛ばしながら思う。
(飛んで来た勢いを利用して投げれば、簡単にカタが付くもん。)
昔、学校の授業で習った気がする。
(テコの原理だったかな?)
何の授業だったか忘れたけどねー・・・・
〔★理科の授業だ★〕
(みんな大丈夫かな?)
心配に思いながら、瑞希お兄ちゃん達の方を見る。
「オラ!」
ガス!
「うあ!?」
「オラオラ!」
バキ!メキ!
「大河、腕上げたな?」
「あざーす!瑞希さん、体にさわるんで、動かないでくださいよ!なんの薬使われたか、わからないっすから!」
キラキラ輝きながら、瑞希お兄ちゃんを守る円城寺君。
(・・・ねたましい・・・)
あ、間違えた!
羨ましいだ。
(私と瑞希お兄ちゃんがセットで動けば、捕まえて下さいと言ってるようなもの!わけて動いた方がいいのよ、凛・・・!?)
〔★凛は自分に言い聞かせている★〕
あまり見てると、やきもきするので視線をそらす。
「うらっ!」
ゲシ!
「ぐあ!?」
敵が殺到しそうな出入口を見る。
「うらっ!らっ!らぁあ!」
バキ!バシ!ドスドス!
1人、2人、3人と・・・・蹴ったカンナさんが、鴨井じゃないけど、がら空きのドアの上部分を掴む。
飛び上がる。
「そーらっ!!」
スパーン!
「「「うわぁあああ――――――――!?」」」
マトリックスの映画でも見てるみたいに、人間が飛ぶ。
カンナさんの蹴り技で、床に沈む。
「ケッ!男が真っ先に出口目指してんじゃねぇぞ!?それとも、女だと思ってガードゆるいと思ったか!?馬鹿が!!」
(こわいなぁー)
男らしいともいえるけど・・・うん、どちらかといえば、怖いかなぁ~?
〔★強いことは間違いない★〕


