彼は高嶺のヤンキー様2(元ヤン)




そうやって反省していれば、笑い声が上がる。




「あははは!じゃあ、決まりだ!バトルロイヤル決定!」

「蛇塚!?」

「女もいるし、女みたいなのもいるし・・・楽しもうぜ、凛道蓮!?」

〈だ、そうだ。無傷で済ませると思うなよ。〉



(こいつらは・・・・)




それで、場数を踏んでない私も察した。




(もう、引き返せないか―――――――――――)


「凛!」

「凛さん!」

「凛道!」

「うはははは!どうすんや~!?」


「そうだね。」




名前を呼ばれ、瑞希お兄ちゃんを見る。

彼はすでに、覚悟のできた目をしていた。

そんな瞳を見た後で、軽く息を吐く。





「無事ですまないのは、お互いさまだ。」



立ち上がり、構えた。




(本気でつぶすしかない。)




武術とは、体と一緒に心も鍛えるもの。





(守るためにも、戦わなきゃ!)



「カンナ!出口固めて逃がすな!円城寺、瑞希さんを守って戦え!ヤマトと可児と俺は、動ける奴らを全部つぶす!」

「「「「おう!」」」」


「俺を守るって、凛!?」

「捕まったんですから、ちゃんとお姫様して下さいよ!先輩?」




困ったように言う彼に、茶化しながらウィンクする。

それで顔を赤くして黙る瑞希お兄ちゃん。





(そういうお顔も素敵―!)



おかげで、元気をもらえた♪





「面白れぇ・・・!かかれ!殺せ!奴らの恥ずかしい姿、ネットでさらしてやれ!!」


「瑞希お兄ちゃんへの誘拐罪で、今回ばかりは手加減なしだ!戦意なくしても叩き潰せ。完膚(かんぷ)なきまでにだっ・・・・!」





リーダー二人の声を受けて、激突する両者。





「・・・・・・・凛。」





最後に、不穏な口調で物騒なことを宣言した弟に、嫌な感じで連れ達の悪い部分がブレンドされたと、思わずにはいられない瑞希だった。