そうやって反省していれば、笑い声が上がる。
「あははは!じゃあ、決まりだ!バトルロイヤル決定!」
「蛇塚!?」
「女もいるし、女みたいなのもいるし・・・楽しもうぜ、凛道蓮!?」
〈だ、そうだ。無傷で済ませると思うなよ。〉
(こいつらは・・・・)
それで、場数を踏んでない私も察した。
(もう、引き返せないか―――――――――――)
「凛!」
「凛さん!」
「凛道!」
「うはははは!どうすんや~!?」
「そうだね。」
名前を呼ばれ、瑞希お兄ちゃんを見る。
彼はすでに、覚悟のできた目をしていた。
そんな瞳を見た後で、軽く息を吐く。
「無事ですまないのは、お互いさまだ。」
立ち上がり、構えた。
(本気でつぶすしかない。)
武術とは、体と一緒に心も鍛えるもの。
(守るためにも、戦わなきゃ!)
「カンナ!出口固めて逃がすな!円城寺、瑞希さんを守って戦え!ヤマトと可児と俺は、動ける奴らを全部つぶす!」
「「「「おう!」」」」
「俺を守るって、凛!?」
「捕まったんですから、ちゃんとお姫様して下さいよ!先輩?」
困ったように言う彼に、茶化しながらウィンクする。
それで顔を赤くして黙る瑞希お兄ちゃん。
(そういうお顔も素敵―!)
おかげで、元気をもらえた♪
「面白れぇ・・・!かかれ!殺せ!奴らの恥ずかしい姿、ネットでさらしてやれ!!」
「瑞希お兄ちゃんへの誘拐罪で、今回ばかりは手加減なしだ!戦意なくしても叩き潰せ。完膚(かんぷ)なきまでにだっ・・・・!」
リーダー二人の声を受けて、激突する両者。
「・・・・・・・凛。」
最後に、不穏な口調で物騒なことを宣言した弟に、嫌な感じで連れ達の悪い部分がブレンドされたと、思わずにはいられない瑞希だった。


