〈笑うな、ちんちくりん!瑞希も~~~!許せん!菊千代!〉
「・・・いいよ・・・」
目を吊り上げるおじさんに、蛇塚が答える。
「俺もよぉ~ガチで、凛道蓮君を殺したくなったからさ~死んでもらってもいいよな・・・!?」
「蛇塚。」
そう語る相手の手には、巨大なナイフが握られている。
「オメーら、聞いての通りだ!マジで、殺すつもりでやれ。」
「えっ!それは・・・」
「ちょ、過激じゃない?菊千代君?」
「まとめてかかれば、倒せるし、殺すのは・・・」
殺意満々の2人をよそに、周りの仲間達の反応はイマイチ。
(そりゃあ、遊びで人を殺すとかないでしょうー?)
そう思っていたら、蛇塚の顔がゆがむ。
「なによ、出来ないって言いたいのか?」
「いや、俺達には、荷が重すぎて~」
「ああ!?仲間だって誓ったのは、嘘か!?バラバラの組織、固めてやったのは誰だ!?SHIELD守ってやってんのは誰だ!?」
「それは蛇塚先輩・・・」
「オメーらも!俺が頭してる蛇の目にいるから遊べてんだろう!?パクられないのも、補導も受けなかったのは誰のおかげだ!?」
「き、菊千代さんが・・・」
「いざとなりゃ、俺の役に立つって言ったのは嘘か!?」
〈もういい、菊千代。〉
キレる蛇塚を止めたのは、液晶画面の中の人。
〈堅気相手に、しろってのは無理がある。〉
「おじさん・・・」
「そ、それじゃあ~」
ホッとする蛇の目のメンバー達に田渕は言った。
〈出来ないなら、死体に化けてもらえばいい。俺らの関係を知ってる以上、使えないなら始末すりゃあいい。ちんちくりん共を殺すなら、いくら仏が増えても構わねぇ。〉
「なっ!?」
あまりのセリフに驚く私。
「ひっ!?」
「お、俺らを殺・・・!?」
おびえる蛇塚の仲間。
「あははははは!それいいね、叔父さん♪」
楽しそうに笑う蛇塚。
「なんで俺達が、殺されなきゃ・・・!?」
〈俺は、菊千代の仲間じゃないなら殺せばいいと言っただけだ。菊千代と付き合ってたってことは、それぐれーできる仲間だろう・・!?〉
「う、それは・・・」
「俺達は・・・」
青い顔で迷う男達。


