彼は高嶺のヤンキー様2(元ヤン)




瑞希お兄ちゃんを守るようにして、彼の前に座る。

座るというか、片膝をついた。

そして、帽子の隙間からテーブルの上の画面を見上げる。

角度は見上げながら、視線は見下げながら。

一番の大ボスに、話し合いスタイルで声をかけた。




「組長さん、いつまでも若い子の尻追い掛け回してどうすんの?部下に示しがつかないぜ。」

〈菊千代!いつまで凹んでやがる!ちんちくりんどもを殺せ!〉


(ちんちくりんって・・・)

やっぱり私のこと?



〔★凛のことだ★〕




私の問いかけは完全に無視して、ヤクザの親分は吠える。



〈オメーも極道の者なら、ここまでされて逃がすような真似はするめぇな!?菊千代!〉

「お、叔父さん・・・!」

〈瑞希以外は、生かしておくな!ちんちくりんとその仲間を殺せ!片づけは俺がしてやる・・・!〉

「叔父さん・・・」

「本人前にして、何言ってんですか!?」



〔★とんでもないことだった★〕




〈なにびびってんだ、ちんちくりん!?極道に手を出せば、こうなるってわからなかったか~?脳みそが小さいな?〉

「むしろ僕らは、その極道からちょっかいを出された側です!被害者ですよ!?それなのに・・・・はぁーあ・・・なんで瑞希お兄ちゃんが、おじさんを大嫌いなのかわかりました。」

「わかってくれたか、凛。俺、あいつが超大嫌い。」

〈瑞希ぃぃぃぃぃ!!〉



〔★はっきりと否定された★〕




「うはははは!フラれたのぉー!あれ、何回目!?」

「15回じゃねぇか?俺は烈司さんからそう聞いたぜ?」

「はぁ~27回じゃねぇの?モニカ先輩はそう言ってるぞ?」

「どっちが本当だよ?なぁ、凛さん?」

「瑞希お兄ちゃん。」

「30回越えてから数えてない。」

「あ、みんな不正解ですか~あはははは!うざいですよねぇ~」

「ははははー!そうなんだよなぁ~凛は可愛いのになぁ~」




〔★失恋話が笑い話になった★〕