彼は高嶺のヤンキー様2(元ヤン)





「馬鹿じゃねぇの!?さっさとよこせ、クソ野郎!」

「馬鹿言ってるのはそっちです。サインがもらえなかった品は、時間がくれば処分されます。」

「お前を処分してやろうか!?」


(仕方ないなー)





言っても聞かないのであきらめる。

それを表現するために言った。





「えい。」


バキッ!!



「え?」





蛇塚の見ている前で、茶封筒を中身ごと折った。

これに全員が固まる。





「・・・。」

(反応がない。)



〔★誰も何も言わない★〕




リアクションが少なかったので、そっと拾い上げて、もう一度たたんだ。




「えい。」


バキバキ!



「「「「「ええぇ―――――――――――――!?」」」」」


〈っ!?〉


「折った!!?」

「俺の幽霊ウォッチのゲームを折ったぁ―――――――!!?」



〔★4つ折りにした★〕




二度折るのは、意外と力を使った。

折った後で、袋を上下に振る。

ガサガサと音がする。

みんな呆然としていたので、もう少しサービスした。





「えい。」


バンッ!!

グシャッ!




「あぁあ――――――――――――――!?」



〔★凛はゲームを叩きつけた★〕
〔★蛇塚は叫んでいる★〕




「えい。」


ダンダンダン!


「ぎゃあぁあああ―――――――――!?」



〔★凛は落ちていた棒で叩き始めた★〕
〔★蛇塚は叫んでいる★〕




「よいしょ。」



ぐしゃぐしゃになったと思うゲーム入りの袋を拾う。

そのまま、部屋の中を移動する。




トコトコ。




「えい。」


ポイ!

ガサガサ!



「あ・あ・あ・あ・あぁ・あ・・・・・!?」



〔★凛は袋のままゲームを捨てた★〕
〔★蛇塚は、その場に座り込んだ★〕




青い顔で、魂でも抜けているんじゃないかという状態になる蛇塚。




「お・・・俺のゲーム・・・・!」




床を這いながらゴミ箱に進む蛇塚と入れ替わりで、ちょこちょこと瑞希お兄ちゃんの方へ帰る。




「凛・・・・」




何か言いたそうにしている彼の背中に、そっと張り付く。

気分は、木の陰から好きな先輩を見つめる一途なで純真な女の子♪

この場合、好きな人を木の代わりにしてるけど♪



〔★純真な子は、そんなことをしない★〕