「馬鹿じゃねぇの!?さっさとよこせ、クソ野郎!」
「馬鹿言ってるのはそっちです。サインがもらえなかった品は、時間がくれば処分されます。」
「お前を処分してやろうか!?」
(仕方ないなー)
言っても聞かないのであきらめる。
それを表現するために言った。
「えい。」
バキッ!!
「え?」
蛇塚の見ている前で、茶封筒を中身ごと折った。
これに全員が固まる。
「・・・。」
(反応がない。)
〔★誰も何も言わない★〕
リアクションが少なかったので、そっと拾い上げて、もう一度たたんだ。
「えい。」
バキバキ!
「「「「「ええぇ―――――――――――――!?」」」」」
〈っ!?〉
「折った!!?」
「俺の幽霊ウォッチのゲームを折ったぁ―――――――!!?」
〔★4つ折りにした★〕
二度折るのは、意外と力を使った。
折った後で、袋を上下に振る。
ガサガサと音がする。
みんな呆然としていたので、もう少しサービスした。
「えい。」
バンッ!!
グシャッ!
「あぁあ――――――――――――――!?」
〔★凛はゲームを叩きつけた★〕
〔★蛇塚は叫んでいる★〕
「えい。」
ダンダンダン!
「ぎゃあぁあああ―――――――――!?」
〔★凛は落ちていた棒で叩き始めた★〕
〔★蛇塚は叫んでいる★〕
「よいしょ。」
ぐしゃぐしゃになったと思うゲーム入りの袋を拾う。
そのまま、部屋の中を移動する。
トコトコ。
「えい。」
ポイ!
ガサガサ!
「あ・あ・あ・あ・あぁ・あ・・・・・!?」
〔★凛は袋のままゲームを捨てた★〕
〔★蛇塚は、その場に座り込んだ★〕
青い顔で、魂でも抜けているんじゃないかという状態になる蛇塚。
「お・・・俺のゲーム・・・・!」
床を這いながらゴミ箱に進む蛇塚と入れ替わりで、ちょこちょこと瑞希お兄ちゃんの方へ帰る。
「凛・・・・」
何か言いたそうにしている彼の背中に、そっと張り付く。
気分は、木の陰から好きな先輩を見つめる一途なで純真な女の子♪
この場合、好きな人を木の代わりにしてるけど♪
〔★純真な子は、そんなことをしない★〕


