「大丈夫かよ、ハゲ?」
「はぁ~平気だよ。」
「うははははは!」
「こいつのおかげで、助かった・・・。なによ?オメー龍星軍の制服もらったのか、あらしやま?」
「うはっはは!ごじゅうあらしや、ハゲ君!よろしゅうなぁ~!龍星軍のメンバー同士、仲良うしてなー!」
「なにが龍星軍メンバーだよ!?」
ヤマトの言葉に、過剰な反応が返ってくる。
「なんだよそれ・・・!?龍星軍は、凛道蓮だけじゃなかったのか!?」
「蛇塚。」
まくし立てながら言うと、下がった足を進めながら言ってくる。
「なんだよそれ!?いつの間に増えてんだよ!?初集会から、そんなに立ってないだろう!?」
「情報は常に更新するものだよ、蛇塚君?」
「やかましい!凛道、可児まで助けるとは、どこまでお人好しだ!?」
「なにが?」
「はあ!?頭わいてんのかよ!?そいつは、SHIELDの裏切者!お前にすがってるみてぇだが、それでいい気になってんじゃねぇぞ!」
「可児君、言ってないの?」
「は?・・・え!?もしかして・・・」
「ああ、言ってないんですねー・・・」
敵の言い分と、可児君の鈍い反応で思う。
(用意してもらって、正解だったなー・・・)
本当は、終わった後に本人の家に寄る予定だったけど・・・
(ここに可児君がいたのは、ある意味好都合となったか。)
「ヤマト、『あれ』を出してくれ。」
「うはははは!はい!」
私の問いに、ヤマトが背中から『あれ』を出す。
出したところで、言った。
「そのまま、可児に渡してくれ。」
「へ?」
「うはははは!心得ましたー!ほい!」
キョトンとする可児君に、ヤマトが持っていた物が渡される。
それを目にした時、可児君の顔が固まった。


