彼は高嶺のヤンキー様2(元ヤン)




「大丈夫かよ、ハゲ?」

「はぁ~平気だよ。」

「うははははは!」

「こいつのおかげで、助かった・・・。なによ?オメー龍星軍の制服もらったのか、あらしやま?」

「うはっはは!ごじゅうあらしや、ハゲ君!よろしゅうなぁ~!龍星軍のメンバー同士、仲良うしてなー!」


「なにが龍星軍メンバーだよ!?」




ヤマトの言葉に、過剰な反応が返ってくる。




「なんだよそれ・・・!?龍星軍は、凛道蓮だけじゃなかったのか!?」

「蛇塚。」




まくし立てながら言うと、下がった足を進めながら言ってくる。



「なんだよそれ!?いつの間に増えてんだよ!?初集会から、そんなに立ってないだろう!?」

「情報は常に更新するものだよ、蛇塚君?」

「やかましい!凛道、可児まで助けるとは、どこまでお人好しだ!?」

「なにが?」

「はあ!?頭わいてんのかよ!?そいつは、SHIELDの裏切者!お前にすがってるみてぇだが、それでいい気になってんじゃねぇぞ!」

「可児君、言ってないの?」

「は?・・・え!?もしかして・・・」

「ああ、言ってないんですねー・・・」




敵の言い分と、可児君の鈍い反応で思う。




(用意してもらって、正解だったなー・・・)




本当は、終わった後に本人の家に寄る予定だったけど・・・





(ここに可児君がいたのは、ある意味好都合となったか。)







「ヤマト、『あれ』を出してくれ。」

「うはははは!はい!」






私の問いに、ヤマトが背中から『あれ』を出す。

出したところで、言った。






「そのまま、可児に渡してくれ。」

「へ?」

「うはははは!心得ましたー!ほい!」





キョトンとする可児君に、ヤマトが持っていた物が渡される。

それを目にした時、可児君の顔が固まった。