彼は高嶺のヤンキー様2(元ヤン)






「あ~よかった。」

「よくねぇよ。」


「わ!?カンナさん!?」



ガシッと肩をつかまれ、振り返れば、不機嫌前回のカンナさんがいた。



「おめ~よぉ~あんなエロババアにまで、色目使ってんじゃねぇぞ・・・・!?」

「使ってない!使ってないよ、カンナさん!小動物モードではあったけど!?」

「何が小動物だ!?媚びやがって~このバカ!」

「痛い痛い!ほっぺを伸ばさないで!」


「つーか、意外だな。」




私とカンナさんを見ながら、秀君がぼそりと言う。



「マスクつけた面しか見たことなかったけど・・・凛の口元、綺麗なんだな?」

「え?」

「あー俺も思った!噂だと、泥棒ひげが生えてるって聞いたけど、ツルツルじゃん!」

「誰が泥棒ひげですか!?って、あまり見ないでください!」



少しでも怪しまれないため、初めて、カンナさん達の前でマスクを取った私。

とはいえ、全体を見られて、顔バレしても困るので、深く帽子をかぶっていた。

それでも、普段隠している部分をさらしてるので、すごく冷や冷やした。



「おーい、隠すなよ~見せろって!」

「俺ら友達じゃん?」

「ジャイアン的な言い方しないでください!友達でも、ダメなものはダメ!」


「つーか、うるせぇぞ!いい加減にしろ!」




そう言って、私へと群がる仲間を円城寺君が注意する。



「こうしてる間にも、瑞希さんが危ないんだぞ!?行くぞ!」

「はっ!そうでした!監禁場所は、15階でしたね!?行きましょう!」

「って、言ってる側から階段駆け上がるなー!」



〔★凛は素早く移動した★〕