「あ~よかった。」
「よくねぇよ。」
「わ!?カンナさん!?」
ガシッと肩をつかまれ、振り返れば、不機嫌前回のカンナさんがいた。
「おめ~よぉ~あんなエロババアにまで、色目使ってんじゃねぇぞ・・・・!?」
「使ってない!使ってないよ、カンナさん!小動物モードではあったけど!?」
「何が小動物だ!?媚びやがって~このバカ!」
「痛い痛い!ほっぺを伸ばさないで!」
「つーか、意外だな。」
私とカンナさんを見ながら、秀君がぼそりと言う。
「マスクつけた面しか見たことなかったけど・・・凛の口元、綺麗なんだな?」
「え?」
「あー俺も思った!噂だと、泥棒ひげが生えてるって聞いたけど、ツルツルじゃん!」
「誰が泥棒ひげですか!?って、あまり見ないでください!」
少しでも怪しまれないため、初めて、カンナさん達の前でマスクを取った私。
とはいえ、全体を見られて、顔バレしても困るので、深く帽子をかぶっていた。
それでも、普段隠している部分をさらしてるので、すごく冷や冷やした。
「おーい、隠すなよ~見せろって!」
「俺ら友達じゃん?」
「ジャイアン的な言い方しないでください!友達でも、ダメなものはダメ!」
「つーか、うるせぇぞ!いい加減にしろ!」
そう言って、私へと群がる仲間を円城寺君が注意する。
「こうしてる間にも、瑞希さんが危ないんだぞ!?行くぞ!」
「はっ!そうでした!監禁場所は、15階でしたね!?行きましょう!」
「って、言ってる側から階段駆け上がるなー!」
〔★凛は素早く移動した★〕


