最近疑問に思う。
「獅子島さんって、何者ですか?」
〈人間に決まってるだろう。〉
(違う。ほしかった答えはそれじゃない・・・!)
電話越しで淡々と返事する相手に、そうじゃないんだけど・・・と思う。
〈質問は後にしろ、凛道。入れていた荷物はあったか?〉
「ありましたけど・・・。」
獅子島さんの指示通り、バイクの運転席の下から荷物が出てきた。
〈全員それを装備しろ。なんのために、ショートタイプの特服を用意したかわからんからな。〉
「装備って、獅子島さんこれ・・・・」
手にした品を見ながらつぶやく。
「なぜ、宅配便の制服なんですか・・・?」
〔★上下セットで入っていた★〕
〈特攻服よりも、怪しまずには入れるからだ。凛道は上だけはおればいいが、後の者達は全部着替えろ。高千穂の着替えをのぞくなよ。〉
「のぞきませんよ!?ということで・・・みなさん、着替えて下さい。」
「「「「マジか!?」」」」
「うはははは~!一度着てみたかったや~!」
〈ほらな。ノリノリじゃないか?〉
「1人だけですよ!!えーと、じゃあ、男子はそっちで固まって~カンナさんはそっちの陰で!僕が見張ってますから。」
「頼むわ。凛以外に除かれるとか、最悪だからよー」
「なっ!?誰がカンナの下着なんか見るかよバーカ!」
「悠斗、焦りすぎ。」
「つーか、凛道が見張る分にはいいのかよ?」
「うるせぇ、大河!あたしがいいからいいんだよ!一番無害だろう!?」
「うはははは!のぞくにしても、凛にも、わしらにも、選ぶ権利あるからのぉ~?」
「ぷぷっ!そりゃあ、言えてんなー」
「ヤマト!大河!ケンカ売ってんのかオメーら!!?」
「いいから、急いでください!!」
時間がないので、早く!とうながしながら、私も特攻服の上から制服を着る。
「あれ?キツキツかと思えば、ピッタリ??」
〈それも考慮し、少し大きめをお前ように渡してる、凛道。〉
「獅子島さん。」
〈突撃に小細はいらん。正面突破出迎え。〉
「宅配便をよそおってですか?」
(それは良い考えだけど――――――)
「獅子島さん、いくら宅配便のふりをしても、肝心の荷物が僕らはありませんよ?」
(手ぶらで入るのはちょっと・・・)
〔★ただのコスプレーヤーになる★〕


