彼は高嶺のヤンキー様2(元ヤン)




最近疑問に思う。





「獅子島さんって、何者ですか?」

〈人間に決まってるだろう。〉


(違う。ほしかった答えはそれじゃない・・・!)




電話越しで淡々と返事する相手に、そうじゃないんだけど・・・と思う。




〈質問は後にしろ、凛道。入れていた荷物はあったか?〉

「ありましたけど・・・。」




獅子島さんの指示通り、バイクの運転席の下から荷物が出てきた。




〈全員それを装備しろ。なんのために、ショートタイプの特服を用意したかわからんからな。〉

「装備って、獅子島さんこれ・・・・」



手にした品を見ながらつぶやく。




「なぜ、宅配便の制服なんですか・・・?」



〔★上下セットで入っていた★〕




〈特攻服よりも、怪しまずには入れるからだ。凛道は上だけはおればいいが、後の者達は全部着替えろ。高千穂の着替えをのぞくなよ。〉



「のぞきませんよ!?ということで・・・みなさん、着替えて下さい。」


「「「「マジか!?」」」」


「うはははは~!一度着てみたかったや~!」


〈ほらな。ノリノリじゃないか?〉


「1人だけですよ!!えーと、じゃあ、男子はそっちで固まって~カンナさんはそっちの陰で!僕が見張ってますから。」

「頼むわ。凛以外に除かれるとか、最悪だからよー」

「なっ!?誰がカンナの下着なんか見るかよバーカ!」

「悠斗、焦りすぎ。」

「つーか、凛道が見張る分にはいいのかよ?」

「うるせぇ、大河!あたしがいいからいいんだよ!一番無害だろう!?」

「うはははは!のぞくにしても、凛にも、わしらにも、選ぶ権利あるからのぉ~?」

「ぷぷっ!そりゃあ、言えてんなー」

「ヤマト!大河!ケンカ売ってんのかオメーら!!?」


「いいから、急いでください!!」




時間がないので、早く!とうながしながら、私も特攻服の上から制服を着る。




「あれ?キツキツかと思えば、ピッタリ??」


〈それも考慮し、少し大きめをお前ように渡してる、凛道。〉


「獅子島さん。」


〈突撃に小細はいらん。正面突破出迎え。〉


「宅配便をよそおってですか?」



(それは良い考えだけど――――――)




「獅子島さん、いくら宅配便のふりをしても、肝心の荷物が僕らはありませんよ?」

(手ぶらで入るのはちょっと・・・)



〔★ただのコスプレーヤーになる★〕