可児の表情がよくなったことで、俺の気分も会話も円滑になった。
だから、後輩になった相手に向かって言った。
「可児、オメーはなんも悪くねぇ!!胸張りな!見た目で判断されちまうことが多い凛だからこそ、わかってんだ。可児良信って男が良い奴か、悪い奴か。ばか正直で漢みがきを頑張る人情派・・・・・・・・俺も嫌いじゃないからよ?」
「真田さん!!」
「ふっ、ふざけるなっ!」
俺の言葉で、目を潤ませた可児が叫び、また蛇塚が怒る。
「なにが捨てられただ!?今のSHIELDを束ねてるのは俺だ!可児が使えないから叩き出したんだ!それは変えられない!」
「そのセリフ、凛を倒してから言え。もっとも、凛は絶対に負けない。」
「面白れぇ!!そんなに言うなら、勝負してやる!凛道だろうが、なんだろうが、いつでもかかってきやがれ!」
「それじゃあ遠慮なく、今。」
「「え?」」
罵声の後に続いた可愛い声。
不幸にも、蛇塚と俺の声が重なった時。
「うははははははは!!」
ドドーン!!
出入り口が爆破した。
「「「ええ―――――――――――――!?」」」
なにかの強い力を受け、扉が外側から凹んで飛んだ。
そして扉は、そのまま蛇塚の部下達に命中した。
バシッ!!
「「「ぶうぅぅぅぅぅ!?」」」
「なっ!?」
扉は、俺達のみているまで人間にぶつかる。
人間数匹をくっつけた状態で、奥の壁へと激突した。
ドバーン!!
「がはっ!?」
「ぐう!」
「うう!?」
前を壊れたドアに、後ろを壁に挟まれて、がっくりとうなだれる蛇塚菊千代の仲間の一部。
「うっわぁぁぁー!?」
「しっかりしろ!」
「ダメだ、起きねぇ!」
「これ、蛇塚さん!」
「なんなんですかー菊千代先輩!?」
「俺が聞きてぇよ!!?」
ヒステリックに叫ぶ蛇塚と、頼りないその仲間達。
その一方で、動じない奴もいた。


