彼は高嶺のヤンキー様2(元ヤン)




「強い者が、弱いのをまとめなきゃ、世界は成り立たない。強い奴しか、生き残れない。だからお前は追い出されたんだぜ、可児?」

「情けねぇ・・・オメーみたいなのに、SHIELDが乗っ取られたなんてよ。」

「仲間はずれにされたのが悔しいのか?誰もそう思ってない。そうだろう、『羽柴』?」

(『羽柴』だぁ?)




蛇塚が呼びかけたのは、可児をなぶっていた1人。


それで、まさか、と思う。



「お前と羽柴はツレだった。それが凛道の殴り込み以来、不仲になっちまった挙句、可児はSHIELDからはじかれた。そうだよな、可児君のお友達の羽柴君?」




(やっぱり、元仲間か・・・・)



凛が覚えてるかわからねぇが、可児の関係者か・・・。



〔★瑞希関連ではないので、記憶してる可能性は低い★〕





当たった予想に不快な気分になる。

その気持ちが強まるやり取りが、目の前で進む。



「どうだよ?かつての親友と再会できた気持ちはよぉ~?」

「や、やめてくださいよ、蛇塚さん!俺はコイツとは赤の他人だ。」

「羽柴・・・」



蛇塚の言葉に、可児に名を呼ばれた友達とやらが焦ったように言う。





「奴がチームから消えた以上、無関係ですよ、俺は!親友なんて、吐き気がします!」



(こいつっ・・・!俺の嫌いなタイプだ。)



事情はどうあれ、自分の身が一番かわいいという発言をするところにカチンときた。

そんな羽柴に蛇塚は残酷に笑いながら聞く。



「へぇ~ここにゃ、可児と同期のSHIELDのメンバーもいるが、友情はないのかー?」

「あ、あるわけないっすよ!な、なあ、『みんな』!?」

「そうです!」

「ダチとも、仲間とも、全く思ってないですよ!」


(あ?なんだ、そりゃあー・・・・!?)




途端に、可児の周りから声が上がる。

羽柴からの要請を受け、奴のお友達らしい奴らが口を開けた。