「強い者が、弱いのをまとめなきゃ、世界は成り立たない。強い奴しか、生き残れない。だからお前は追い出されたんだぜ、可児?」
「情けねぇ・・・オメーみたいなのに、SHIELDが乗っ取られたなんてよ。」
「仲間はずれにされたのが悔しいのか?誰もそう思ってない。そうだろう、『羽柴』?」
(『羽柴』だぁ?)
蛇塚が呼びかけたのは、可児をなぶっていた1人。
それで、まさか、と思う。
「お前と羽柴はツレだった。それが凛道の殴り込み以来、不仲になっちまった挙句、可児はSHIELDからはじかれた。そうだよな、可児君のお友達の羽柴君?」
(やっぱり、元仲間か・・・・)
凛が覚えてるかわからねぇが、可児の関係者か・・・。
〔★瑞希関連ではないので、記憶してる可能性は低い★〕
当たった予想に不快な気分になる。
その気持ちが強まるやり取りが、目の前で進む。
「どうだよ?かつての親友と再会できた気持ちはよぉ~?」
「や、やめてくださいよ、蛇塚さん!俺はコイツとは赤の他人だ。」
「羽柴・・・」
蛇塚の言葉に、可児に名を呼ばれた友達とやらが焦ったように言う。
「奴がチームから消えた以上、無関係ですよ、俺は!親友なんて、吐き気がします!」
(こいつっ・・・!俺の嫌いなタイプだ。)
事情はどうあれ、自分の身が一番かわいいという発言をするところにカチンときた。
そんな羽柴に蛇塚は残酷に笑いながら聞く。
「へぇ~ここにゃ、可児と同期のSHIELDのメンバーもいるが、友情はないのかー?」
「あ、あるわけないっすよ!な、なあ、『みんな』!?」
「そうです!」
「ダチとも、仲間とも、全く思ってないですよ!」
(あ?なんだ、そりゃあー・・・・!?)
途端に、可児の周りから声が上がる。
羽柴からの要請を受け、奴のお友達らしい奴らが口を開けた。


