暗い夜道を走る。
〈凛道、そのまま、南東へ進め。人目につかん方がいい。〉
「わかりました、獅子島さん。」
「凛、獅子島先輩はなんて!?」
「人目のない南東へ行くようにって!」
「うはははは!ほな、あっちかー!?」
「逆だ、関西人!このまま進路を変えなきゃいいけどな・・・!」
「そうだね、円城寺君・・・・」
獅子島さんが取り付けていた発信機を頼りに、彼らからの電話誘導で、瑞希お兄ちゃんを追っていた私達龍星軍。
出発直後に、徒歩から車に代わったと知らせを受け、いつもよりも早く単車を飛ばしていた。
バイクを運転しているのは、私と爆裂弾の全員なので全部で5台。
ヤマトはバイクがなかったので、私の後ろに乗せることになったけど・・・・
「獅子島さん、警察は大丈夫ですか!?」
〈ああ、警察無線は引っかかってない。〉
「うははははは!楽しいの~!二人乗り!!」
〈凛道、しばらく進んだらー〉
「うははははは!凛、あれみてみぃ!あそこに女の子が見えるで!」
「進んだらなんです?」
「あー!気づかんと行ってもうたぁ~!そういやわし、こっちきてから女の子をナンパしとらんで!」
〈裏道があるから、そこを通ってー〉
「裏道ですね?」
「うははははははは!」
〈あとは・・・〉
「え?なんです、獅子島さん?」
「うはっはっはっはっ!」
「って、ヤマトうるさーい!!」
耐え切れず、騒音を出している相手を怒鳴った。
〔★やましかった★〕
大事な電話を遮るヤマトに、首ごと振り返りながら言った。
「ちょっと、ヤマト!うるせいですよ!シャラーップ!」
「うはははは!?なにが?わし、めっちゃおとなしいでー!?」
「どこが!?うるさいですよね、獅子島さん!?」
〈そのまま捨てて行け、凛道。〉
〔★廃棄許可(はいききょか)が下りた★〕


