彼は高嶺のヤンキー様2(元ヤン)




(やっぱ、凛への嫌がらせだよな・・・・。)




勝ち誇ったような顔でいう馬鹿に心底あきれる。

そんな俺へと、ムカつく顔を近づけてくる蛇塚。

ジロジロと毛穴まで見てるんじゃないかというぐらいガン見しながら言った。




「へぇ~近くで見ても、可愛いね?女の子みたーい♪」

「・・・・っ!」


(誰が女だ、ゴラっ!?テメーのナニ切り落して、リアルで女にしてやろうかっ!?)



巻き舌でそう言いたいが、顔に力が入らない。

逆に気を抜いたら、まぶたが完全に閉じてしまいそうだ。



〔★頑張って起きている状態だった★〕




「なんだよー反応薄いな~?薬利きすぎだろう?」

(そうだよ!オメーらが何度もかがせてきた薬のせいで、このざまだ!ありがとよっ!!)




なにを使ったか知らねぇが、ちくしょー!

覚せい剤でも打たれてたら、しゃれになんないぞ?

後遺症の残るドラックだったら、ぶっ飛ばしてやる。



(後遺症になるぐらいまで・・・!!)



〔★瑞希はケンカモードに入った★〕




「けど、ラッキーでしたね、蛇塚さん。」




鼻歌を歌いながら、俺の顔をのぞき込む蛇塚に、側にいた奴の仲間が言う。



「てっきり、凛道蓮がついてくると思ってましたが、真田瑞希が1人でいたおかげで楽でしたね。」

「ばーか!俺が用意したガスのおかげで、瑞希ちゃんも捕まえられたんだろう?あとさー見知らぬ女の子を使ったのも、瑞希ちゃんの警戒心消せてナイスだっただろう?」

「はい、妖怪ウォッチのおもちゃで言うこと聞くとか、今のガキは簡単ですね!」

「そこに気づく蛇塚さんがさすがです!俺らじゃあ、考えつかないっすよ!」


(オメーの知恵かよ!?)




とんだ知恵袋だな!

確かに、無邪気なガキが近寄ったら、俺だって~~~~!




(くそっ!腹が立つ!)




ムカムカする俺の気持ちを知ってか知らずか、蛇塚のガキはさらに言う。