彼は高嶺のヤンキー様2(元ヤン)




望んでいた円陣の完成。





「ほれ、総長。掛け声よろしくー♪」

「うん!」




ヤマトにうながされ、私は言った。





「みんな!瑞希お兄ちゃん救いたいか!?」

「「「「おう!」」」」


「たりめぇだよ、聞くなボケ!」

「誘拐犯をブッ飛ばせるかー!?」

「「「「「おうっ!」」」」」


「誘拐犯を倒すついでに、瑞希お兄ちゃんにストーカーしてる田渕をこっそり闇に葬るぞ!!」

「「「「「おおう!!」」」」」

「「「どんなかけごえだよ!?」」」

「わははははは!」


「事実を述べたまでです、烈司さん、モニカちゃん、獅子島さんに、百鬼さんも!それじゃあ、全員帰還と真田瑞希さん奪回を絶対で、夜露死苦(よろしく)―――――――!!」

「「「「「夜露死苦!!」」」」」




「龍星軍、出陣っ!!」

「「「「「おおおーう!!!」」」」」




私の最後の言葉で、全員が大きく肩を振って離れる。

そして、各自が体をほぐすように、肩を回したり、ファイティングポーズやジャンプをする。




「よっしゃ、やるぞー!」

「気合、OK!行くぜ!」

「瑞希さん、今行きます!」

「うはははは!」

「凛、あたしがガードすっから、出すぎんなよ!?」

「ありがとう、カンナさん。では、みなさん!いってきまーす!」




カンナさんに引っ張られつつも、最後に先輩方に手を振る。




「ははは!いってらっしゃい、凛たん~俺が上げた魔よけのブレスレット、ちゃんとつてってくれよ~?」

「ああーん♪凛ちゃんてば、ハチャメチャなんだから~!そこが好き!愛してるわ~いってらっしゃい♪」

「『いってきます』と、何度も言わんでもわかる。・・・生きて帰って来い。」

「わはははは!おもしれーな、オメーらは!」




そう言って、私を見送る彼らは笑顔。

その中に瑞希お兄ちゃんがいないのは残念だけど――――――――





(すぐに追加します!あなたを取り戻して、必ず―――――――)





グッと、口元のバンダナを直す。

言われた通り、ブレスレットを手に付ける。

そして、トンファーを持っているのを確認してから、みんなでガレージに向かう。

瑞希お兄ちゃんを助けるために。