望んでいた円陣の完成。
「ほれ、総長。掛け声よろしくー♪」
「うん!」
ヤマトにうながされ、私は言った。
「みんな!瑞希お兄ちゃん救いたいか!?」
「「「「おう!」」」」
「たりめぇだよ、聞くなボケ!」
「誘拐犯をブッ飛ばせるかー!?」
「「「「「おうっ!」」」」」
「誘拐犯を倒すついでに、瑞希お兄ちゃんにストーカーしてる田渕をこっそり闇に葬るぞ!!」
「「「「「おおう!!」」」」」
「「「どんなかけごえだよ!?」」」
「わははははは!」
「事実を述べたまでです、烈司さん、モニカちゃん、獅子島さんに、百鬼さんも!それじゃあ、全員帰還と真田瑞希さん奪回を絶対で、夜露死苦(よろしく)―――――――!!」
「「「「「夜露死苦!!」」」」」
「龍星軍、出陣っ!!」
「「「「「おおおーう!!!」」」」」
私の最後の言葉で、全員が大きく肩を振って離れる。
そして、各自が体をほぐすように、肩を回したり、ファイティングポーズやジャンプをする。
「よっしゃ、やるぞー!」
「気合、OK!行くぜ!」
「瑞希さん、今行きます!」
「うはははは!」
「凛、あたしがガードすっから、出すぎんなよ!?」
「ありがとう、カンナさん。では、みなさん!いってきまーす!」
カンナさんに引っ張られつつも、最後に先輩方に手を振る。
「ははは!いってらっしゃい、凛たん~俺が上げた魔よけのブレスレット、ちゃんとつてってくれよ~?」
「ああーん♪凛ちゃんてば、ハチャメチャなんだから~!そこが好き!愛してるわ~いってらっしゃい♪」
「『いってきます』と、何度も言わんでもわかる。・・・生きて帰って来い。」
「わはははは!おもしれーな、オメーらは!」
そう言って、私を見送る彼らは笑顔。
その中に瑞希お兄ちゃんがいないのは残念だけど――――――――
(すぐに追加します!あなたを取り戻して、必ず―――――――)
グッと、口元のバンダナを直す。
言われた通り、ブレスレットを手に付ける。
そして、トンファーを持っているのを確認してから、みんなでガレージに向かう。
瑞希お兄ちゃんを助けるために。


